前回、台風をかわして無事ハノイに到着した私たち。
飛行機6時間。
入国審査1時間半。
さらに空港からホテルまで1時間。
長かった。
本当に長かった。
そしてハノイの街に出れば、
バイク!
クラクション!
4人乗り!
初日から情報量が多すぎる。
そんな一日の締めくくりといえば――
やっぱりビールでしょう。
⸻
まずは、ちょっとオシャレなビールのお店へ
最初に入ったのは、ちょっとオシャレなビールのお店。
せっかくハノイまで来たんだから、
乾杯!
長い移動のあとのビールはうまい。
3人で飲んで食べて、すっかりいい気分。
そしてお会計は、
約7,000円。
まあ、こんなもんか。
オシャレなお店だったし、
3人で7,000円なら日本よりは安い。
問題なし。
ただし。
私たちはまだ、
飲み足りない。
「せっかくベトナムに来たんだから、ビアホイ行こうよ!」
そう。
私がハノイで楽しみにしていたもののひとつ。
ビアホイ!
安いビールを飲みながら、
ローカルな料理を食べる。
ベトナムは物価が安い。
そしてビアホイはもっと安い。
……というのが、
このときの私の認識だった。
1軒目はオシャレなお店だったから7,000円。
でも今度はビアホイ。
今度こそ安く飲める。
そう信じて、2軒目へ向かった。
⸻
これこれ!こういうのを待っていた!
ビアホイに到着。
いいねぇ。
こういうローカルな雰囲気を待っていた。
さっそく、
ビール!
そして、
エビ!
イカ!
せっかくベトナムまで来たんだから、食べよう食べよう。
3人でビールも約2リットル。
飲む。
食べる。
また飲む。
楽しい。
これぞベトナムの夜!
……と、
ここまではよかった。
⸻
そして2回目のお会計
そろそろ帰ろうか。
お会計をお願いする。
金額は――
7,000円くらい。
……。
ん?
ちょっと待って。
また7,000円?
1軒目。
約7,000円。
2軒目。
約7,000円。
つまり、
初日の夜だけで約14,000円。
……。
おかしい。
私は確か、
「ベトナムは物価が安い」
と聞いてやって来たはずである。
しかも2軒目は、
安いと思って来たビアホイである。
⸻
ビール1リットル、約1,000円
改めて値段を見る。
ビール1リットル、
約1,000円。
エビ、
約2,500円。
イカも、
約2,500円。
…………。
高くない?
もちろん3人で7,000円なら、日本で飲んだと思えば驚くような金額ではない。
問題はそこではない。
私たちは、
「ビアホイ=激安」
だと思って来ているのである。
私の予定では、
たくさん飲んで、
たくさん食べて、
会計を見て、
「えーー!こんなに安いの!?」
と言うはずだった。
実際、
会計を見て驚いた。
逆の意味で。
3人で顔を見合わせる。
「……高くない?」
もう一度、周りを見る。
バイク。
ベトナム語。
クラクション。
うん。
間違いなくハノイだ。
なのに――
財布だけ横浜。
⸻
ハノイ初日に学んだこと
本当にぼったくりだったのかは分からない。
私たちが勝手に、
「ビアホイなら何でも激安!」
と思い込んでいただけかもしれない。
でも、ひとつ勉強になった。
海外旅行では、
よく分からないまま、
「これ!」
「これも!」
「エビ!」
「イカ!」
「ビールおかわり!」
と頼んではいけない。
値段を確認しよう。
当たり前である。
48歳。
ハノイ初日の夜にして、
またひとつ大人になった。
⸻
こうして、
ハノイ初日の夜は終了。
1軒目、約7,000円。
2軒目、約7,000円。
合計、約14,000円。
物価が安い国に来たはずなのに、
初日からなかなかいいペースでお金を使っている。
でもまあ、
楽しかったからいいか。
旅って、こういう
「思ってたんと違う」
の方が、あとになって覚えていたりする。
実際、帰国してからも、
「あのビアホイ高かったよね〜」
と笑っている。
そして、このときの私はまだ知らない。
この旅行の後半、
UNIQLOでハノイ限定Tシャツを7枚買うことを。
……。
どうやら今回、
節約旅行ではないらしい。
ハノイ旅行、まだ初日。
本当に大器晩成なのかは、また次回。



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